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赤ちゃんの沐浴とは?なぜ必要なの?準備するもの・コツや手順をご紹介!

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沐浴のコツと事前に準備するもの

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妊娠前はあまり聞き慣れない沐浴(もくよく)という言葉。出産準備をスタートし初めて耳にしたというママさんパパさんが多いのではないでしょうか。それは本来は、身体を洗い清める儀式を表しています。

赤ちゃんの沐浴(もくよく)とは...?

産まれたばかりの赤ちゃんの頭や顔や身体全身をガーゼや石鹸などを使ってお湯で優しく奇麗に洗ってあげることを沐浴と言っています。

沐浴はなぜ必要なの…?

大人が入るお風呂やシャワーと同じような目的ではありますが、あかちゃんはとても代謝がよく、ママが思っている以上に汗や皮脂で汚れているんだそうです。吐き戻しや、うんちなども拭き残しもあるので、お肌を健やかに保つためには1日に1度はきれいに洗い流してあげることが大切です。

なぜ赤ちゃん単独でお風呂に入れるの???

なぜ大人と一緒のお風呂じゃダメなのか、筆者も疑問に思い助産師さんに尋ねました。

免疫力のある大人と違い、生後間もない赤ちゃんは抵抗力が弱く、雑菌や細菌に感染しやすいんだそうです。それを予防するために赤ちゃん単独のお風呂が望ましいということなんです。

「清潔な一番風呂」であればある意味問題はないそうなのですが、大人が一緒に入るわけにもいきませんし、お湯をなみなみと張ったバスタブで沐浴をさせることの方がよっぽど大変だし、慣れていない沐浴なので危険ですよね。湯船の中で体を洗うため、汚れや泡が水中に残るため、沐浴のたびに捨てるお湯だってかなりの量に。ベビーバスを使うことで、節水にもなりますし、バスタブよりも小さいので洗いやすく、沐浴もしやすいということなんです。

沐浴の期間

一般的に一ヶ月健診で医師から許可が出てからは大人と一緒に湯船に入れてあげることができます。だいたい1ヶ月というと、ママの悪露も落ち着いて、赤ちゃんのへその緒もキレイに取れて、お臍がしっかり乾燥していたらお臍のケアも概ね終了している頃です。


沐浴と、あかちゃんと一緒のお風呂は親子のスキンシップ、そして全身をチェックする絶好のチャンス!

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赤ちゃんの身体やお肌に異常はないか...1日に1度、しっかりチェックが出来るのはこの時だけ。言わばママとパパによる毎日健診!入浴後はお肌の状態に合わせたスキンケアや、おへその消毒、綿棒で耳や鼻のお掃除をしたりします。

ベビーバスはいつまで使うものなのか?

つまり...ベビーバスは沐浴で使用するのは1ヶ月ほどですが、1ヶ月で大人と一緒のお風呂に切り替えるご家庭もあれば、パパがお仕事で帰宅が遅いご家庭では1年以上使用することもあり、それぞれのご家庭のライフスタイルに合わせて様々です。

沐浴に必要なもの

・ベビーバス(またはそれに代わるもの)
・湯温計
・石鹸またはベビーソープ
・小さなボウル
・ガーゼ
・沐浴布(肌着でもOK)
・バスタオル最低2枚
・赤ちゃんの着替え
・赤ちゃんのオムツ
・へその緒消毒キット(産院からもらえる場合があります)
・ベビーバス洗浄用スポンジ
・ベビーバス用洗剤

必要に応じて...沐浴剤・ベビー用ヘアブラシ・ベビーローションなども揃えましょう。

以外と忘れてしまいがちなのが、ベビーバス用洗剤とスポンジ。普通のお風呂用スポンジだと大きすぎて隅々まで洗いにくいので、小さな食器洗い用のスポンジがおすすめです。アクリル毛糸でアクリルタワシを手編みで作るのも楽しいですよ。

 

ママアンドキッズ ベビー全身シャンプー「フレイチェ」
赤ちゃんのお肌に優しいおすすめNo,1ベビーソープは...
初めての出産準備で、何を買えば良いのかわからない...そんな時は、これを買っておけば間違いないと言っても過言ではない。洗浄力&保湿力を兼ねそろえた優れたベビーシャンプーです。泡立ちも良くてポンプも使いやすいと定評もあり、実際に使用して一番良かったものです。おすすめです。

 

シャボン玉石鹸
赤ちゃんのお肌には弱酸性がいいって言うけれど、無添加石鹸は余計なものが入っていなくて安心して使えました。界面活性剤、香料、酸化防止剤などが入っていません。シャボン玉石鹸はアボカドオイル配合で潤うし、親子で使えてコスパもいい!

赤ちゃんの衣類や寝具やガーゼ、食器などの洗浄にシャボン玉石鹸の漂白剤もおすすめです

 

沐浴時の注意点

まずは赤ちゃんの体調を確認します。お熱が37.5℃以上ある時、嘔吐を繰り返していたり、いつもより元気がないときは沐浴は見送り様子をみましょう。空腹時や満腹時も避けるようにしましょう。
お昼前後の暖かい時間帯がベストです。それ以外の時間に行う場合は室内を暖かくしてからにしましょう。

 

沐浴の手順について

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出産前に知っておこう!赤ちゃんの沐浴はだいたいこんな流れです。

↓以下は従来の沐浴方法で、新しい沐浴方法はこちら
1.沐浴から上がった後に着せる洋服を準備しておきます。
ベビーバスからなるべく近い場所にセットします。赤ちゃんを寝かせられる布団やベッド、またはテーブルや台の上にバスタオルを1枚半分に折ったものを敷きます。

その上にコンビ肌着(または長肌着)、短肌着をすぐに腕を通せるように重ねて広げ、その上にオムツ、最後にもう半分に折ったバスタオルを1枚乗せておきます。へその緒の消毒やボディークリームを塗るならすぐ使えるように横にセットしておきます。

湯上りマット
湯上りの赤ちゃんを拭くための寝かせるスペースを確保できない場合は、チェンジングテーブルを設置したり、湯上りマットを床に敷いてそこで着替えを行うこともできます。

サイズ/幅70×奥行50×厚さ約1.3cm
重量/250g
材質/表面:ポリエステル100%、芯:ウレタンフォーム、裏面:基布:ポリエステル100%、吸着:アクリル樹脂(カテキン入り)
生産国/日本
速乾性に優れ、マットの裏に滑り止め加工(吸着樹脂)が施されています。

 

2.ベビーバスをキレイにお掃除し、お湯をはります。
適温は40℃前後です。湯温計などを使用し、適温にしましょう。別でお顔専用に洗面器(またはボウル)にお湯を入れ、ガーゼ1枚とベビーソープも側に置いておきます。

3.赤ちゃんの入浴。洋服を脱がしたら、沐浴布(または脱がせた短肌着)で胸やお腹を覆います。赤ちゃんの耳にお湯が入らないよう親指と中指で赤ちゃんの両耳を塞ぎながら抱き上げ、足元からそーっと湯に入れてあげます。

※沐浴時間は5分から10分程度で行います。
気持ち良さそうに浸かってくれる時と、そうでない時があると思いますが、ここからはスピーディかつ念入りに!赤ちゃんに異変がないかのチェックもしましょう!

4.赤ちゃんの顔を洗います。片手で赤ちゃんの頭を支え、もう片方の手で洗っていきます。洗面器のお湯でガーゼを濡らし、軽く絞ったら赤ちゃんの目頭から目尻に沿って優しく拭きます。片目を拭いたら、洗面器の湯でガーゼを軽くすすぎ、軽く絞ったらもう片方の目頭から目尻を。次に額、頬、顎と3の字を描くように片方ずつ拭きます。その際も、片方拭いたらボウルですすぎ、軽く絞ってもう片方の額、頬、顎を拭きます。時折、泡洗顔も行いましょう。

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5.赤ちゃんの頭を洗います。ベビーバスのお湯を手で優しく赤ちゃんの頭にかけて濡らします。セットしておいたベビーソープの泡で頭を洗い、ガーゼを使いながらお湯で泡をしっかり流します。

6.赤ちゃんの身体を洗います。ベビーソープの泡で首、両脇、腕から手。沐浴布を取りながら優しくお腹を撫でるように優しく洗いましょう。

7.赤ちゃんの背中を洗います。ここで赤ちゃんの体勢を変えます。耳を塞いでいた指は外し、赤ちゃんを後ろ向きにします。このとき、赤ちゃんのお顔がお湯に付かないよう腕に赤ちゃんの胸を乗せ、赤ちゃんの脇の下に4本指を入れて赤ちゃんの片方の肩をつかみます。赤ちゃんのもう片方の腕は沐浴者の腕に引っ掛けるようにして乗せます。泡で背中をまんべんなく洗います。泡はお湯でかけ流します。

8.赤ちゃんの足やお尻を洗います。赤ちゃんを最初の体勢に戻し、足の付け根は念入りに...そこから足先にかけて泡で洗います。もう片方も同じように。その際、赤ちゃんの下半身はお湯に浸かっている状態なので、なるべく泡を手のひらで包み込むようにして足元まで潜らせるといいです。最後にお股とお尻を洗います。

9.最後にかけ湯。シャワーで首から下を流してあげます。シャワーが無い場合は、洗面器のお湯を新しい湯に入れ替えてそれでかけ湯を行います。(※お湯の温度に注意!)

寒い時期は最後にきれいなお湯に入れ直し、赤ちゃんの身体を少し温めてあげました。この時にタミータブを使用するのもオススメです。

タミータブとは?

一見ただのバケツにも見えるこの「タミータブ」は...ドイツの助産師さんが開発したベビーバスで、まるでママのおなかの中にいるようで、赤ちゃんにリラックス効果を与えてくれる人気商品。底面には滑り止め加工も施され、安心してご使用いただけます。

サイズ/38cm×33cm×直径38cm
素材/ポリプロピレン、合成ゴム

 

10.湯上がり。最初にセットしておいたバスタオルの上に赤ちゃんを仰向けに寝かせ、バスタオルで優しく押し拭きしてあげます。しっかり水分を拭き取り、へその緒の処理やベビークリームの塗布などをしたらオムツ、衣類を身に付け下に敷いておいたバスタオルで赤ちゃんを包み沐浴は完了です。




沐浴のコツ

お風呂に気持ちよく浸かる子もいれば、泣き出してしまう子もいます。前者であれば特に気にすることはありませんが、我が子が後者だった場合、ママやパパにとっても沐浴が苦手と捉えかねません。

2人の子供の沐浴をしてきた筆者からしますと、やはり沐浴にはコツがあるということを知ったわけなのですが、それは、二人目にしてわかったことで、実は一人目のときは赤ちゃんの泣き声に自分が慌てふためいていました!

一人目は出産後しばらくGCU(継続保育室)に入院していたため、ベテランの助産師さんが担当についてくださっていました。1週間ほど母の代わりに助産師さんが沐浴を行ってくれていました。初めて母である自分が沐浴を行うって時には助産師さんが見本を見せてくださったのですが、我が子はとっても気持ち良さそうにしていたのを今でも覚えています。『気持ちいいと思っていたのもつかの間...あっという間に終わっちゃったー。あ〜ポカポカお花畑〜』ってな感じの表情をしていました!

翌日、いざ私が我が子を沐浴させたら...思いっきり泣かれましたよ!助産師さんの沐浴が上手だったから泣かなかったんだと、すぐにわかりました。次の日もその次の日も!!!しばらくずっと...落ち込んでたって仕方ないです。

助産師さんに見本を見せていただいた際に、その光景を勉強のため、ビデオカメラで録画をさせてもらったのですが、何度も再生して見直しました。母親だから安心という感覚は新生児にはなく、助産師さんの慣れた手つきに身を任せ、心地いいと感じていた。見よう見まねで実践しました。

・気持ちを取り乱さない。
服を脱がされても泣く時は泣く。お湯に浸かる時になく時は泣く...赤ちゃんは反射的に泣くのが当たり前。泣こうが、焦らない。

・衣服を脱がせた時に泣いてしまう場合は、お腹にかけた沐浴布を赤ちゃんの手に握らせてあげる。布じゃ頼りないようだったら肌着をかけてあげる。(背中を洗う時に外す)

・湯に入る時は足の先からそおーっと。気持ちよく浸からせてあげる。

・赤ちゃんの顔を洗う時は自分でも気持ちいいと感じるような動きを想像しながら、気持ちよく洗ってあげる。

・赤ちゃんの動きをなるべく阻止しない。押さえつけることなく、赤ちゃんの動きに沿って体を洗う。

・沐浴時間の目安(5〜10分)はあまりキッチリじゃなくていい。赤ちゃんの心地よさを優先に。

・沐浴に慣れてきたら、少しづつスピードを上げていく。

相手(赤ちゃん)に合わせながら自分のペースに持っていく

難しいことのように思われるかもしれませんが、我が子との意思の疎通はこの時からすでに始まっていたんですよね。親子といえど出会ってまだ数日ですから、相手のことを知るまでに少し時間が必要で、回数を重ねれば、慣れて自然と泣かなくなるものでもあります。気持ちよくさせてあげることに重点を置いていくと、わりと早く泣き止んでくれますよ。

体を洗う時に必要なものはベビーバスのすぐ側に設置しておくことや、お風呂上がりに着せる洋服を先に準備しておくこと。とにかく必要なものは全て手の届くところに。
親子の心の準備を整えるためにも、事前準備は欠かせないということです。

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